インマヌエル

クリスマスおめでとうございます。コロナ禍でクリスマスを迎えるなんて、長い歴史の中でも今この時に生きている僕たちだけのクリスマスです。

多くのコンサートが中止を余儀なくされる中ですが、今年は3回のクリスマスコンサートをさせていただきました。思えばここ40年以上、この時期は少なくとも10数回のコンサートがあり、あちらこちら移動しながら歌ってきました。

昨日のイブは自宅で過ごしましたが、静かに、そして先のコンサートへの緊張感も持たずに過ごしたイブは初めてかもしれません。

僕はコロナで失ったものも多くある反面、コロナによって得たものもあると思っています。

クリスマス前の約一ヶ月間は待降節、アドベントです。今年はこの間インマヌエルということばを思い巡らしていました。インまぬえるとはイエス様のことであり、神様が私たちと共におられるという意味です。

先日出エジプト記という聖書の初めの方を読んでいた時、モーセに対して神様が「わたしはあなたと共にいる。それがわたしの徴だ」とおっしゃっている事に気がつきました。

それはインマヌエルと同じ意味です。これに気がついた時に、そうか!この「わたしはあなたと共にいる」が聖書を貫いているのだということに改めて目が開かれました。知っていることとわかることとは違いますね。

インマヌエルなるイエス様。コロナに喘いで戸惑って先が見えない僕たちに、「わたしはあなたと共にいる」という名前の神だと語りかけてくださっているんですね。

今年のクリスマスはそんなインマヌエルであるイエス様を心に刻むクリスマスとなりました。

日記

Posted by buchi