センチメンタル

昨年から仕事部屋でのオンラインレッスンやミーティングが多くなったので、背景がどう見えるかがいつも気になっています。そのために防音用の衝立を立てたり、すだれを立てかけてみたり、いろいろ試行錯誤していますが、最後まで課題だったのがドアに貼ってあるシールでした。

実は僕の仕事部屋は息子が高校時代に使っていた部屋です。なので部屋のドアには当時息子が貼ったシールがそのままになっていました。これまで何度か剥がそうと試みましたが、なかなか剥がれてくれないのでその部分に目隠しのポスターを張って中途半端なまま放置していました。

しかし一昨日のオンラインレッスンの前に無性に剥がしたくなってきました。シール剥がしなるものが売っていることは知っていたので買いかけたのですが、いや待てよ!あれを使えば剥がれるかも・・・、と閃いたのが、ライターのオイルです。

このオイルは金属のリゾネーターギター StyleOの汚れ落しのために買ったものです。このオイルは油性ペンで書いたものを消すこともできるので、シールもいけるのではないかと思ったわけです。

布にたっぷりと染み込ませて作業を開始しました。シール部分に塗っては端からゆっくり剥がしてゆくという作業です。今回は剥がし切るぞ!という結構強い気持ちになっていたので、30分ほどかかりましたが剥がし切ることができました。

剥がしても跡は残るだろうなと思っていましたが、案の定です。

息子はとうの昔に独立して二人の子の父親になっていますが、この剥がし跡を見ながら、いくら息子が大人になったからと言っても、親の心には子供への消えない思いがあるなと思いました。こんなセンチメンタルなことを子供たちに言ったら「は!」って言われるでしょうけどねw。いや・・・、彼らももう親だからわかってくれるようになっているか・・・。

ふと「センチメンタル シティー ロマンス 」のことを思い起こしました。

日記

Posted by buchi