サヨナラは言わない

01/08/2023

1週間後の土曜日に、コロナで行くことができなくなった釜石でのクリスマスコンサートです。

先ほど会場のイベント案内を見たら「復興支援・岩渕まことクリスマスコンサート みんなのクリスマス」となっていたのでちょっと慌てました。みんなのクリスマスのゲストというイメージだったのでイベント名に自分の名前が表示されているとは思っていなかったからです。汗

僕が復興支援活動で釜石へ伺うようになったのは2013年からです。東日本大震災の発災後に東北応援団 LOVE EASTの活動に加わり最初は宮城に、次に福島に、そして釜石へ伺うようになりました。

そして2019年夏に伺ったのを最後に伺うことができなくなってしまいました。実は2021年春にあの渥美二郎さんもボランティアで歌ってくださるとの約束をいただいたコンサートをこのTETTOで計画していましたが、それは延期にせざるを得ませんでした。

2019年までの約7年に渡り伺った釜石。たくさんの出会いと語らい。その中で生まれたウクレレ会は今も継続して続いています。ありがと音頭も釜石での出会いから生まれました。

復興住宅の集会室で歌にあわせて指先で手拍子?指拍子?をしてくださっていたシャイなご婦人の姿が忘れられません。

そして歌に合わせて踊り始めたご婦人。あなたがいらっしゃったので「ありがと音頭」は生まれました。

僕は今も東北応援団 LOVE EAST の責任を持っていますが、その理由は東北人だからです。そのような立場をお受けしたのは東北人だからなんです。

東北人だから・・・、でもなぜ?と思われるかと思います。それは東北人(まあ県ごとに違いますが)のメンタリティーを少しは理解ができると思ったからです。そしてことばのニュアンスも。このことは支援活動を進める中で少しは役に立ったかなと思っています。

東北応援団 LOVE EAST の活動もコロナのこともあり現在はほぼありません。また発災から10年が過ぎフェーズも変わっています。また来年からはこれまで同様に釜石へ伺うことができなくなりそうです。

そういう意味では来週のコンサートは僕にとっても節目となるかもしれません。

復興支援に携わった方ならばご理解いただけるかと思いますが、やり遂げた感のようなものはありません。それは常に不足感を覚えていたからなのかもしれません。しかし逆に考えると「やり遂げた」なんて思うのは不遜だとも思います。人が人に何かをさせてもらうのに充分なんてないですよね。自分だって支えてもらわなければ生きられないんですから。

さあ釜石への準備を始めましょう。

サヨナラは言わない

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