無理しないで休めば
昨日は由美子さんの闘病の中で、とても参考になったサニージャーニーさんの動画をご紹介しました。今日はお医者さんの動画をご紹介します。
ひとつは”がん情報チャンネル”です。このチャンネルではがんに関する情報が紹介されています。癌は人によって特徴や経過その他が違いますが、多くの情報の中かこの動画のようにどなたにも当てはまり、かつ心にかけておくと良い情報を見つけることができます。このチャンネルに辿り着いたのは佐藤のりひろ医師が「膵臓がん患者と家族の集い」の講師としてお話されていたからです。
チャンネルを主催している佐藤のりひろ医師のプロフィールです。m3.comから引用しています。
◆佐藤 典宏(さとう・のりひろ)氏
1993年に九州大学医学部を卒業後、米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部研究員、九州大学腫瘍制御学助手などを経て、2012年に産業医科大学第1外科に入職。現在は講師。日本外科学会専門医・指導医、がん治療認定医。がんに関する情報を提供するため、2020年5月にYouTube「がん情報チャンネル・外科医 佐藤のりひろ」を開設。2023年5月に登録者10万人を突破。2023年4月には、がん患者の悩みや質問に個別に答える「がん相談サロン」を開設。新刊『がんの壁 60代・70代・80代で乗り超える』(飛鳥新社)ほか著書も多数。
そしてもうひとつのチャンネルがこちらの”がん防災チャンネル”です。
押川勝太郎(おしかわしょうたろう)
1965年宮崎県生まれ。宮崎善仁会病院消化器内科・腫瘍内科非常勤医師。
抗がん剤治療と緩和医療が専門。1995年宮崎大学医学部卒。国立がんセンター東病院研修医を経て、
2002年より宮崎大学医学部附属病院にて消化器がん抗がん剤治療部門を立ち上げる。
2009 年に宮崎県全体を対象とした患者会を設立、現在NPO法人宮崎がん共同勉強会理事長。
著書に『孤独を克服するがん治療』(サンライズパブリッシング)がある。
YouTube「がん防災チャンネル」で1500本以上の動画を通して正しいがんの知識を伝えている。
プロフィールはAmazonの著書の紹介から引用しました。
このチャンネルで参考になったのは患者さんからの質問に答えられる中で、患者さんの悩みを知ることができたことと、押川医師の答えに、お医者さんの気持ちを知ることができたということでしょうか。具体的にはお医者さんの目指すところ、患者さんへの思い、葛藤、ことばの選び方、接し方等々です。特に僕は”患者さんを甘やかさない”がとても参考になっています。”無理しないで休めば”は悪魔のことばとおっしゃっていたと思います。
というのも癌でお亡くなりになる方の中には、癌そのものではなく筋力低下等による転倒など、副次的なことが原因である場合が少なくないとのことです。
ですので昨日のサニージャーニーさんご夫妻が術後1年も経たずにキャンピングカー生活を再開したのは優れた決断だと思っています。医師の立場でチャンネルを維持するのは責任が伴うので大変だと思いますが、これらのチャンネルにも助けられました。