倒れても僕がいるから

12/03/2024

今日は今年最初のクリスマスコンサートです。昨年のクリスマスコンサートは由美子さんが歌うことができなくなり、僕ひとりのコンサートした。今年は2人で歌えることが夢のようです。

そして今日はもうひとつ嬉しいお知らせがあります。先日約半年ぶりのCT検査をしていただきましたが、その結果が昨日出て、再発転移は認められませんでした。先生の口からそのことばを聴いた時は、なんて言って感謝したら良いのかわからないくらい、飛び上がるくらい嬉しかったです。

先生に、今はそんな気持ちですが、今も闘っていらっしゃる方々が大勢いらっしゃるので、大喜びするのは慎まないといけないと思っていますと言ったら、「いえいえ由美子さんは大変なところを通ってきたんです、これまで危うい場面は何度もあったんですよ。そこから回復してきたんですから大喜びしてください」とおっしゃっていただきました。

抗癌剤治療を始めてからちょうど1年。最初の1年をクリアできたと考えて良いのだと思います。

先日ある方に妻は寛解状態ですとお伝えしてから、なんか違和感があったので、昨日先生にそのことも伺いました。そうしたら由美子さんの場合は経過観察ということだそうです。寛解というのは血液系の癌等に使うことばで、膵癌には使わないということでした。

先生がなんと2月のASBのライブにも興味を持ってくださって、「行きたいなあ」とおっしゃったので、由美子さんが「緊張して倒れそう〜」と返したら、「倒れても僕がいるから大丈夫ですよ」ですって。

こんなふうに笑い合えるのも再発転移がなかったからです。これは神様が僕たちが弱いことをよくご存知で、助けてくださっているからなんだと思います。

多くの方々が心にかけてくださり、祈り支えてくださったことに感謝いたします。そしてクリスマスの主に心から感謝します。

僕たちの人生にあと何回クリスマスが来るのかはわかりませんが、今年は改めてクリスマスの喜びを味わいながら過ごし、歌ってゆきたいと思います。