今日は青梅

最近は神様に委ねて演奏するということはどういうことかということを考えています。コンサートの度にそれに関するテーマを持って取り組んでいます。

ある時はセットリストは用意しておいた上で、別な曲を歌う気持ちになったらそうするようにしてみました。これはソロの時しかできませんが・・・(笑)。

でもこれは以前もそうしていたし、委ねると言うこととはちょっと違う感じもします。

実は昨日のコンサートで少しヒントをもらいました。それは今この瞬間に居続けるとでも言うようなことです。

演奏をしていると、この先はどういう歌詞?コード進行?が気になって、頭が先取りチェックをし始めることがあります。

歌いながら別なことを考えられるわけです。これまではそれで良いと思っていましたが、その状態では歌と頭が乖離してしまって、自動演奏状態みたいになっています。

委ねる云々は、そんなことで良いのだろうかと考え始めたということのようです。

そして瞬間に居続けるというフレーズが閃きました。先の演奏がちゃんとできるかどうかは考えずに、今の音、ことば、空気、に集中するとでもいうような意味です。

この歳になって恥ずかしいのですが、おそらく多くの演奏家はそうしているんじゃないかと思います。そしてそれは神様に委ねて演奏するということに極めて近いことだと思います。

今日の午後は青梅で歌います。今日はそのマインドに立って歌えるかどうか、ピカピカの一年生はいくつになっても楽しいものです。

そんな現場にぜひお出かけください。