丁寧や完璧も塩梅が
先日久しぶりに七尾へ行きましたが、JR東日本のシステムが複雑でちょっとしんどくなりました。まずはスマホの「えきねっと」のアプリで新幹線と特急の予約をしましたが、ここでの予約はチケットレスのみの予約ということでした。確か以前は違っていたように思うのですが・・・。きっぷが必要な場合には別途WEBサイトから申し込まなければいけないとのことです。ここでまず「?」が出てしまいました。
僕はそのまま手続きをして新幹線は予約できたようでした。しかし特急列車は現地でチケットを購入しなければならないようで、またまたフニャフニャと頭の中にクエスチョンマークが。よく見ればチケットレス専用と表示してあるんだから「え!」と戸惑っている自分が悪いのではありますが、もしそうならばチケット購入専用のアプリへ飛べたら良いのに・・・、と思ってしまいました。
次に慌てたのがSuicaとの紐付けです。Suicaはスマホで使っていますが、紐付けには番号を記入しなければいけません。それがどこで確認できるのかがわかりませんでした。というのもSuicaのカードがあればわかりますが、それがどこにあるのかわかりません(汗)。ググってみたらスマホのSuicaでも番号が調べられることを知ってなんとか紐付けは終了しました。
あとはSuicaを使って改札を通れば良いのですが、ここからは僕の頭の整理になります。Suicaはそもそもプリペイドなんだから、それで新幹線の指定席に乗るとはどういうことなんだろうか?という戸惑いです。というのは、まず改札を抜ける時には運賃に関する情報のやり取りをしていると思っているもんですから、それと指定席との関係がピンとこなかったんです。
次第にわかってきたのは地元の駅の改札では乗車の記録が残り、新幹線への乗り換え出口ではそこまでの乗車運賃の支払いをし、次の新幹線改札では運賃ではなく個人特定に使われているということなんだと思います(運賃は事前に支払っていますから)。要はこの人物は確かにこの駅からの新幹線乗車券を持っているかどうかの確認ですね。そして指定席の場合には指定以外の席に座っていないかどうかを車掌さんが目視で確認しているということなんだと思います。
僕がわからなかったのは新幹線の出入り口ではSuicaを個人の特定に使っているというところでした。まあ何も考えずに言われた通りにしていれば良いと言えば良いのですが、仕事での移動ではミスが許されないのでシステムを理解して出かけたいと思ったわけです。改札で「これではご乗車できません。もう一度最初から・・・」なんて言われたらストレスフルですからね。
そしてJR東日本でもうひとつ特徴的なのが、すべての説明が丁寧すぎてわからないということです。丁寧すぎてというよりは完璧すぎてかもしれません。乗車前のメールも丁寧に2度送られてきました。それも結構長いメールで、みた瞬間に「何かトラブルでも・・・」と思わせられるような見た目なんです。もちろん慣れれば「ああ・・・」と思うだけになることと思いますが、丁寧や完璧も塩梅があるなと思った次第です。
最後に帰りの七尾駅で特急券を手に入れなければならなかったのですが、なんと駅の窓口での人による券売は行っていないとのことでした。お客さんが券売機で買うための案内に、2人の人が付いているのに、券は売らないって・・・。そりゃあ全体の券売システムの維持が大変だからなのかなあと思いつつも、ちょっとアンバランスだと感じました。
JR東日本さん文句タラタラでごめんなさいね。でも移動の時には少なからず不安がありますから、もう少しシンプルにしてもらえたらありがたいなと思った次第です。