レッスン

ギターのレッスンの携わるようになってから20年くらいが過ぎました。二十歳前後に仙台ヤマハのフォークギター教室で教えたことがありましたが、その後定期的に教えることはなかったので、本当に久しぶりのことでした。

場所は当時ゴスペル音楽院という名称の音楽院でした。僕的にはプロになろうとしている人たち対象なのだと思っていたのですが、いざ始めてみるとギターの持ち方から始めないといけない人も多くて戸惑いました。当時の僕はギターの持ち方を教えるなんて失礼だ?くらいに思っていましたし、そういうことを教えることは得意ではありませんでした。

そこから教えるということの勉強を始めました。まずは何かを習うことの大事だと思い、知人から英語を教えてもらい始めました。

次に弾くということを言語化しないといけないと考え、それに取り組み始めました。なんせ僕はギターを習ったことがないので、教え方の知識はゼロだったからです。

ヤマハの時はと言いますと決まった教則本があったので、それに沿って教えるだけでよかったものですから、ある意味ストレスなくできていたんです。乱暴な言い方をすれば受講生が弾けるようになろうがなるまいが、全責任を負ってはいないんだという気楽さです。

しかし音楽院で教え始めた時は教則本からレッスンの流れまでを組み立てなければなりませんでした。受講生の成果が自分由来になるわけですから責任重大です。

ところが弾くことを言語化するのはとても難しいことです。なぜなら自分は何気なくおぼえて、何気なく弾いているからです。言語化を身近なことで表現するならば、人間の歩きかたをことばにすることの難しさようなことです。

足を交互に出して体重をかけるくらいのことはすぐに思いつきますが、実際はそんな単純なことではありません。なのでギターの奏法を言語化することにはかなりの時間を費やしました。

昔は「見て覚えろ!」と言われて技を習得したのですが、こうして身につけられるのはそもそもデキル人たちなんです。まったくゼロの人たちを対象にして、「見ておぼえてください!」なんて言ってもチンプンカンプンなだけです。

長々と書いてきましたが、今もギンイロヒコーキでのレッスンを続けています。画像をクリックしていただくと飛びます。一緒にあれやこれや考えながら弾いてみませんか。

体験レッスンもあります。またZoomを使ってのレッスンも行っていますので、遠方の方もぜひトライしてみてください。