顔まで嵐に

今日の午後は星野富弘さんの作品を歌うコンサートです。昨年富弘さんが召されてから、富弘さんの作品を歌う気持ちにも変化が生まれているように感じています。それは自分の作品でもあるという意識をはっきりと持つようになったということかも知れません。
以前富弘さんに「岩渕さんが作曲してくれたことで、自分の作品が3Dになった」とおっしゃっていただいたことがありました。私が作曲をさせていただく前に何人もの作曲家の方々が作曲をされていますので、これは私に限ったことではありませんが、そんな風におっしゃっていただいたことはずっと忘れません。
ある時はこんなこともおっしゃいました。「岩渕さんと一緒のイベントは雨や雪が降ることが多い。岩渕さんは雨男なのか最近は顔まで嵐になってきた。僕は雨が降っている日には岩渕さんが歌っていると思っていらんですよ」と。
富弘さんと僕はそれほど話す関係ではありませんでした、どちらかというとお互いのパートナー同士が話をしていて、2人はたまにぽつっぽつっと話す程度でした。しかし気がつけば40ほどの作品に作曲をさせていただくことになる、長いお付き合いをいただくこととなりました。それらの作品の中にはCDには収録されていないものもあるんです。
その中の1曲を夏前に一度お披露目しましたが、今日も歌う予定にしています。お近くの方はお気軽にお出かけください。
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