推し

推し、というフレーズを聞くようになってずいぶん経ちます。元々は好きな芸能人を応援する意味でしたが、次第にそれが芸能人の枠を超えるようになり、最近は政治家選びも推しの延長になってきたのではないかという感じがしています。
芸能人を推すことのマイナスは個人的に散財するくらいのことですが(これも気をつけないと)、政治家を推すことは生活と将来に関わってきます。ひょっとしたら好きな芸能人への推し活もできないような国になることだってあり得ます。
誰かを推すということには意味上昇思考のようなものが関わっているようにも思います。自分の上昇思考を推しに託しているような感じです。
個人的に切磋琢磨し、世のため人のためになる上昇思考ならば良いことですが、推しが誰かよりも上にいくことが推しの本質にあるとすれば、それは勝ち負けの世界なのかもしれません。
そしてそれが政治家を推す気持ちにも潜んでいるとすると怖いことです。僕は国が上昇思考を突き詰めれば、その先には戦争が待っていると思うからです。
そもそも僕は暮らしの中の勝った負けたが好きではありません。それは何かに勝った人がいるならば、そのことに負けた人もいるからです。それを考えると仮に勝ったとしてもあまり良い気持ちはしません。
政治の世界にも推しが威力を発揮し始めているとすれば、深刻な問題として受け止めなければいけないと思います。そしてこのことはどんどん拡大してゆくように思います。
僕なりのヒントは分かりやすいことには気をつけろ!かな。
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