久しぶりに教訓

先日、若者と話しをしていて少し政治がかった話題になった時に、右と左がピンと来ていないことに驚いてしまいました。学生運動が盛んだった僕らの若い頃には考えられないことです。当時は否が応でも右か左かを意識せざるを得ませんでした。

ですから僕の時代の人のように(みんなそうかは分かりませんが)政党選択をする際に右か左かを判断材料にすることはないようです。何をもって投票するのかというとSNS情報ということになるのでしょうか。SNS情報による投票行動が増えるとSNSを戦略的に駆使している候補者や政党に支持が集まるようです。

今回の参院選の投票日を3連休の中日の日曜に設定したのは、若者には投票してほしくないという与党の意図が見え隠れしているように思えます。若者の票が増えればSNSを活用している政党に支持が集まるのは明白ですから。

大きな言い方をすれば昨今の世界情勢は民主主義を守れるかどうかの時代に入ったように思えます。威勢の良いスカッとする政治の向こう側にどんな暮らしが待っているのかを、しっかり考えないと本当に大変なことになると思います。気がついたらお国のために銃を手にしていることにもなりかねません。そしてこんな歌を思い出します。

歌詞の中に

命を すてて 男となれと 言われたときには ふるえましょうヨネ
そうよ 私しゃ 女で結構 女のくさったので かまいませんよ
青くなって しりごみなさい にげなさい かくれなさい

女のくさったので・・・、という表現に違和感を覚える人がいるでしょう。しかしこの歌が書かれたのはジェンダー平等が今のように叫ばれることのなかった1970年代であることを考慮する必要があります。その上で威勢の良い政策を打ち立てている右寄りの党は、ジェンダー平等が普通になっている今の時代に、ジェンダー平等とは異なった方向性を持っているように思います。この歌詞のような男中心の文化に逆戻りしようとしているのかもしれません。

美しい日本などというような言葉に惑わされないようにしましょう。美しさは考え方によって千差万別なんですから。それは為政者にとって一糸乱れぬ軍隊の行進のことかもしれないんですから。