YouTube沼

YouTubeを初めて7ヶ月になりました。最初は全てが初めてでしたからとにかく手探り状態で、失敗を繰り返しながらなんとかかんとかやっていたという感じでした。撮影は一眼レフで動画と音声をカメラに録っていましたが、やがて音質はもちろん収録している部屋の残響やら何やらが気になり出して、カメラに有り合わせの外部マイクを取り付けてみましたがなかなか思うようにはいきませんでした。そこでしょうがなくて動画収録用のガンマイクというものを買ってみました。

編集は最初からFilmora9というアプリを使っているのですが、使っているうちに少しずつ機能を使えるようになってきました。そうしたらズームインした時にギターの弦がクリアに撮れていないことに気がついて、自分の知識内での対処方法として被写界深度を深くすれば良いかもしれないと思い立ち、絞りを絞って撮ることにしました。当然絞れば光量が不足するので、次に必要なものは照明となります。そして照明機材を揃えました。この段階ですでにYouTube沼化し初めていますね(汗)。

さて最初撮影にはギンイロヒコーキを使っていましたが、撮影の度にゼロからセッティングして撮影して撤収という作業が半端なくシンドくて、これじゃあ続かないなと思い始めました。そこで撮影場所を仕事部屋にすれば機材のセッティングもしっぱなしにできるし、必要な資料もすぐに取り出せるので相当ハードルが下がると思い仕事部屋で撮ることにしました。そこからは狭い仕事部屋でどう撮ったらそれなりに観えるかを工夫しながらそれなりにやってきました。

ところでアップにすると弦がクリアに映っていない件に関しては、単に被写界深度の問題ではなく、カメラの設定に問題があることがカメラマンの義理の息子の指摘でわかりました。その問題と言うのは突き詰めればマニュアルで撮っているのにフォーカスが動いているという問題でした。なんとそれはレンズの手振れ補正がオンになっていたからだということが分かったんです。三脚に固定しているんだから、ブレルコとはないので手振れ補正がオンになっていても構わない・・・、と言うかオンになっていることにすら気がついていなかったんですが・・・(汗)。オンになっているとレンズが微妙な三脚の振動を感じると補正をかけてしまうらしいのです。それで意味もなくフォーカスが迷っているようなことになっていたと言うわけです。

この時点で撮影に関しての大体の問題はクリアできたのですが、残すところは内容です。内容の深さに関しては自分の力以上には出せないので致し方ないのですが、全体の印象が固いイメージがして、それが自分的には問題でした。原因のひとつは撮影するまでの準備で疲れ切っていることと、撮影機材の問題でもあったかなと思っています。

メインに使っていた一眼レフはFUJIFILMのX-T20と標準ズームレンズでしたが、これがとてもよく映ることが固いことの原因のように思えてきたのです。そこでWEBカメラやライブ収録のために手に入れたZOOM(会議システムではありません)のQ2n4Kというカメラとステレオマイクが一体になっているもので撮ってみたところ、トータルに良い感じになってきたんです。このカメラwithマイクはかなりの広角までいけるのですが、適当に歪んでくれるところが逆に適度に緩くて良い!みたいな感じがするんです。

というわけで今回撮った動画は自分でも結構気に入っています。どうぞ観てやってくださいませ。