おもしろ話(28)
以前「引き潮会」という全国規模の団体を立ち上げたことがあります。この団体は親父ギャク、ダジャレを育成し保護してゆく、言ってみれば環境保護団体です。
「引き潮会」の名前の由来はひとつのギャグが放たれるやいなや、浜辺の潮が一気にサーっと引いていく状態を表したものです。もしも途切れることなくギャグが放たれるならば、日本の海は年間潮干狩り状態になるというわけです。
仲間と会報として「月刊引き潮」を発行しようなどと盛り上がっている最中に、ある超天然な生けるギャグのような人物が真顔で「僕も引き潮会に入れて欲しい」と懇願してきました。その瞬間に僕は会を解散しなければ大変なことになると思い。即解散を宣言しました。
なんて僕はそもそも冗談なことが好きなわけですが、80年代半ば小坂忠さんとのデュオアルバム「歌う旅人」のミックスダウンをLAで行った時に、近隣の教会でチャペルコンサートをしました。その時はキーボードに久米大作氏、ドラムに市原氏、ベースにスティーブ・フォックス氏という豪華な編成となっていました。
コンサートではスティーブが通訳をしてくれたのですが、彼のアメリカ人に通じるギャグが今でもよくわからないので紹介します。それは「日本ではおはようのことをオハイオという。そしてこんばんわはケンタッキーという」というものでした。僕にはピンとこないのですがスティーブがそう言うと会場が笑いに包まれました。どこがどう面白いのかわかる人は教えてください。
スティーブは引き潮会の英語部担当部長かな。
ひとまずこちらがオハイオ。
そしてこちらがケンタッキー。チガウカ!