「えい!」と『旅人達の街』

04/04/2020

小坂忠さんとの出会いがなければ僕がクリスチャンになることはなかったのかも知れません。若い頃には忠さんの『ありがとう』や『HORO』を愛聴していましたし、吉田美奈子さんとティンパンアレイとの『ファースト&ラスト・コンサート』もしっかり聴きに行きました。

僕のコロムビアでの2枚目のアルバム『Air Pocket』は当時のバンド『Hobo’s Lullaby』と作りました。『Hobo’s Lullaby』のメンバーは僕が宮城、ドラムスとキーボードが秋田、ベースが福島という全東北バンドでした。ドラマーの尾口武さんは以前、埼玉県狭山市のアメリカ村に住んでいたことがあり、デビューアルバムをリリースした後に全員でアメリカ村へ引っ越したんです。

狭山市には忠さんが住んでいて、しばらくして僕以外のメンバーが忠さんのサポートでツアーをすると聞きました。それはミクタム レコードの『ゴスペルタイムコンサート』だったと思います。僕はと言えば忠さんの家からスキップで30秒くらいのところに住み始めて、時々道で顔を合わせるようになりました。

その後忠さんと幾つかの関わりをさせてもらう中、デュオで歌わせてもらうようになり、10数年に渡って活動をさせてもらうこととなったのです。その中のひとつのアルバムに4曲だけ収録したクリスマスミニアルバムがありました。その中の1曲に『旅人達の街』があります。

今日はその曲を超久しぶりに弾き語った動画をアップしました。

正直、撮影環境は音の状態も含めて良くはありません。とにかく久しぶりに歌っているので演奏も歌も荒いのですが、ちゃんとした動画を撮影してからアップしようなんて考えると何もできなくなるので「えい!」と思い切ってアップしています。

この「えい!」は今回の新型コロナウィルスがくれた開き直りのような力です。

日記

Posted by buchi