アップロード競争にならないように
ユーチューバーもどきになってから４ヶ月近くになります。その後まさかコロナで世界がこんなことになるとは思っていなかったので、友人の強い後押しを受けて始めさせてもらったことが、今になってみるとありがたいタイミングだったなあと感謝しています。
友人の後押しはあったものの、僕がユーチューブを始めようと決めたのは、そろそろ自分がたどってきた中で生まれた曲や経験をアーカイブし始める時期だと思ったからです。なのでチャンネルはこれまでリリースしてきたCD音源、それを実際コンサートで演奏している（するとしたら）スタイルでの実演、ギターやウクレレを教えてきた中で得たことのシェアで構成しています。期せずして時間ができたので、アーカイブの目標が達成されるまで、これからもアップして行くつもりです。
最近きになるのは、アマチュアの方からレディーガガさんに至るまで、さまざまな形でのコロナ感染のための支援投稿が溢れてきました。素晴らしいことですし、これまでの世界観を変える出来事なのではないかと思いますが、同時にその中でアップロード競争が起きないようにしなければいけないなという思いもしています。
これまでのSNSにもあった問題のひとつは、アップされる内容が、良かった、美味しかった、楽しかった、などなど、どちらかというと成功体験といいますか、ポジティブ体験な感じが主流になってしまうということです。それらが次第に映えるかどうかに発展し、レストランに入り映える食べ物を撮って食べずに帰るなどという極端なケースまで出てきたと聞いたことがあります。
多分最初に良かった、美味しかった、楽しかった、をアップした方になんの悪気もないと思いますし、この気持ちをシェアしたいという誰もが持っているシンプルな動機だったと思います。しかしそれがあまりに過剰になって競争になると、そんな経験をすることができない、物事がそんなに順調にはいっていない（こちらが多数でしょう）人たちの心に影を落とすようになります。
今回のコロナによる動画のアップも、そんな競争にならないように自戒せねばと思っています。特に調子に乗りやすい、乗せられやすい僕なんかは要注意です（汗）。