その人が醸し出す音色

先日放送されたギタリスト村治佳織さん村治奏一さんの兄弟リサイタルを観ました。元々僕はクラシックギターを練習していたこともありますし、兄弟の表現の違いや音色の違いを興味深く拝聴しました。

年齢が4歳違うとのことですが、年齢によるものもあるでしょうし、それぞれの個性はもちろん生活経験が弾くこと、表現することに現れているんだなあと思いながら感慨深く聴いていました。なぜか僕には奏一さんの左手薬指の結婚指輪が印象に残りました。

ギター弾きの僕なので、観ているうちにギターはどのように抱えているのか、押弦はどんな感じか、運指はどうしているか、等々の興味へと変わっていきました。そしてギターが弾きたくなってきました。僕もギターが好きだしどこか負けず嫌いなところもあるのかもしれません(笑)。

村治佳織さんの音色は深みを増して素晴らしいと思いました。しかしこのような音色を奏でることができる奏者の内面では様々な葛藤が交錯しているに違いない・・・、などと勝手な想像もしてしまいました(失礼)。

一方奏一さんの音色はとても社会性を感じさせる音で、安心感がありました。この違いがこのデュオの魅力なのだと思います。

とにかくその人が醸し出す音色は一夜にして生まれないですからね。

 

ギター, 日記

Posted by buchi