アートはアートとして独立しているわけではなく

6月12日のオンラインライブ『岩渕まこと×福原タカヨシ』の視聴チケット発売から1週間が過ぎました。

今回は限定150枚というリアルなライブハウス感のある設定にしています。興味のある方はぜひお早めにお買い求めください。チケットはこちらから。→ イープラス

アリシアの森を始めた動機のひとつは、森で出会った同士の化学反応から何かが生まれ、そしてそれが健全な経済活動へと発展し、コロナによってクリスチャン文化が衰退方向へ進まぬようにとの願いを持っています。

一昨日に久しぶりに早矢仕”じょ〜じ”宗伯さんと2時間ほどZOOMで懇談をしました。彼は現在も牧師ですがひつの教会ではなく広い働きへと踏み出しました。

サイトの自己紹介には牧師画家“じょ〜じ”は、フリーランスの牧師です、とあります。フリーランスの牧師ってあまり耳にしたことがないですよね。ちなみにサイトはこちらです。→ イエスの風

いろいろ話した中で印象に残ったのが(絵画関係者が言ったことばだそうですが)「日本のアートが発展しない理由のひとつはアート作品に税金をかけること」です。国によってはアート作品の購入は控除の対象になるそうです。僕たちの国のアートし対するスタンスみたいなものが感じられることですよね。

では身近な自分たちはどうなのだろうかと考えてみると、アートはただで・・・、みたいな感覚がどこかにあるような気がしなくもありません。

アリシアの森ではアートはもちろんですが文化全体にフェアトレード的な感覚が芽生えてきたら良いなあという夢を見ています。放っておいてもアートは大丈夫なのでしょうか。実はそうではありません。

ここまで書いて自分たちのことを言うのは気が引けますが、今回のオンラインライブにしても早矢仕”じょ〜じ”宗伯さんの活動にしても、多くの方々の支援によって成り立っています。え!支援なの?と思われるかもしれませんが、アートはアートとして独立しているわけではなく、そのアーティストを取り囲む人たちや環境から生まれてきていることは否めません。

アリシアの森の村人になってこの森を育ててくださいとお願いしていますが、アートも同じで、皆さんがアーティストを育んでくださっているんです。

僕は恵まれていて、今日まで音楽を生業としてくることができました。それはまさに励まし育んでくださった方々のおかげなんです。改めて皆さんに心から感謝します。