ギンヒコプログラム

コロナ禍で変わったことのひとつは、ギンイロヒコーキのプログラムがいくつも中止になったことです。音楽関係のプログラムだけでも、以前は僕のレッスン、スティールパンレッスン、みんなで歌おう、カニカピラ、発表会等々を開いていましたが、そのほとんどが中止せざるを得なくなり今に至っています。かろうじて僕のレッスンだけ細々とやっているという感じです。

ギンイロヒコーキを初めて10年以上になっていますが、毎月赤字を抱えながら続けてきました。コロナになってからは継続が難しいかとも思いましたが、それでもなんとか続けてきました。

そこまでしてどうして続けているのかということですが、それはお出でくださった方々が楽しんでくださり喜んでくださったからです。それだけの理由で持ち出しでやるの?と言われれば確かにそうですが、でも僕らがここに生きているのはここでできることがあるならば、何かをすることでもあると思うからです。

グローバルということばを聞くようになって久しいですが、グローバルはローカルあってだと思っています。そのローカルが次第に場所を表すだけになり、ローカルに人の顔が見えなくなりつつある今、顔を合わせて出会い楽しむことができる場所は貴重だと思っているんです。この街でという歌を作りましたが、そんな思いを込めて作りました。

コロナも開け始めた昨年秋には妻の病が見つかり、新たな闘いが始まりました。しかしそれもひとつの山を越したこの春に、ギンヒコでのプログラムを再開したいと考えています。具体的になりましてらばお知らせしますのでぜひお出かけください。もちろんカフェはこれまで通り開いていますのでよろしくお願いします。

ついでにお店の名前の由来になったこの歌です。