おもしろ話(8)
昨日はエジプトのカイロでの話でしたが、今日はエルサレムでのことです。これは『おもしろ話』ではなくて『おそろし話』です。
2度目のイスラエルツアーの途中エルサレムで半日フリーの日がありました。僕はホテルから歩いて行けるので、エルサレムの旧市街にひとりで出かけました。
すでに歩いたことがあった道だったのであまり不安はなかったのですが、途中からひとりの男性が僕に話しかけてきました。どうやらガイドをしてくれるということのようなんですが、もちろん好意であるわけがありません。僕は「ノー」と何度も言ったのですが、男性は着いてくるのをやめません。そのうちに自然と日常会話のような話になってしまったのですが、人気のない裏道に入ったところで突然「ガイドをしてあげたんだからお金をよこせ」と言ってきました。
これはかなりまずいわけですが、僕が断り続けると「その時計でも良い」と言い出しました。ここから先はこれで良かったのかどうかわかりませんが、その時計は安いものだったので、これで離れてくれるならと、渡すとその男性は離れて行きました。ひとまず事なきを得たので良かったですが、やはり昼間でもひとり歩きは良くないですね。そしてけっこうな『おそろし話』でしたね。