おもしろ話(24)
大阪でも南の方へ行くとなんとなくお柄の方が少々お悪くなると聞いたことがありました(汗)。本当かどうかわかりませんが、南海電車のとある駅では改札を通らずに柵を乗り越えて出入りする人が多くて駅員がノイローゼになって辞めてしまうとか・・・(まさかですよね)。
ある日近鉄八尾の駅前を車で道を探しながら走っていました。先の道を曲がってみようとハンドルを切った時に、脇の八百屋さんのおかみさんが飛び出してきて、侵入禁止の交通標識を指差して「あんたらこの看板が目に入らんのけえ!」みたいな感じでえらい剣幕で車の前に立ち塞がりました。咄嵯のことにこちらは訳が分からずパニックになってしまいました。
確かに侵入禁止の道に入ろうとしたこちらが悪いのですが、「そこまでおこらなくてもいいのに・・・」でした。これは大阪というよりはこの「おかみさん」だからなのかもしれませんが・・・。
ところで「肥後の猛婦」ということばをご存知ですか。熊本で聞いた話ですが、それだけ熊本の女性は強いということらしいです。
ある熊本からの戻りの日、空港へ行く手前の道の駅に寄りました。そこでは辛子レンコンの実演製造販売がされていました。とても良い香りだったのでその様子を眺めていると、女性の店員から「おひとついかがですか」と声をかけられました。僕は「欲しいんですが、機内で臭いますよね」と言ったら、「臭いのするものを持って飛行機に乗ったらいかんと?」と突然詰め寄られました。
この時点で会話は買う買わないではなく、買った辛子レンコンを持って飛行機に乗れるか乗れないかというテーマに変わっていました。僕はシュンとして「いやそんなことはないと思います・・・」と言いながら財布を開いていました。買ったというのか買わされたというのか、いや買わされたわけではないけど、自分から買ったわけでもないかな?というなんとも不可思議な買い物となりました。
それにしても「飛行機に乗ったらいかんと?」と返された時の緊迫感は「肥後の猛婦」と言われてもしょうがないかなあと妙に納得してしまいました。
*肥後の猛婦についいてはこちらからどうぞ👉肥後猛婦
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コメント一覧
坂田さん。九州ルーツの八尾生まれ、仙台在住なんですね。今年いだてんさんの生家に行ってきました。
京アニの惨事はこれまでの放火事件と何かが違うので、いろいろ考えてみたいと思っています。
私、今でこそ仙台人ですが、たましいの面では大阪・八尾に生まれ、肉体の面では熊本と大分のハーフです。おもしろ話、ありがとうございました。いだてんもまた、熊本女性の活躍を描いていますね。
京アニの惨劇には、本当に言葉を失います。