然工房

09/05/2023

妻から何枚かの、やきもの散歩での写真が送られてきたので、昨日に続いて常滑のことを書きます。

西は伊勢湾、東は三河湾という知多半島は漁業も盛んなこととは思いますが、以前は海上交通の要所だったようです。

やきもの散歩のコースには江戸から明治にかけて廻船問屋を営んでいた瀧田家があります。せっかくなので中まで観てきました。これは体格の良い番頭さん。

こちらは有名な土管坂に立つ夫婦。

さて僕は散歩道の途中でふらっと工房を覗いたことから作品を見せていただいた陶芸家の方がずっと気になっていました。

実はその方のお名前も聞かずじまいでしたし、窯の名前も聞きそびれてしまっていました。

翌朝になって会話の中の情報とお会いした場所から調べてみたら、少しずつその方のことがわかってきました。その方は平野祐一さんという著名な陶芸作家さんだったのです。

そんな方が陶器のトな字も知らないような僕の質問に丁寧に答えてくださったんです。とにかく普通の方ではない、と思ったのですがこんな方とは驚きでした。

こんなサイトをみつけました。→ 然工房

もしもう一度訪ねる機会があればお会いしたいです。その方が「5代目の息子は下で店をやっているんですよ」とおっしゃっていて、多分そのお店とおぼしきところにも立ち寄りました。

店内は平野祐一さんと同じ空気感が漂っていたので、多分息子さんなのだと思います。そしてそのお店でグッと引き込まれた器がありました。

もう喉から手が出るくらい欲しいと思ったのですが、他のお客さんもいらっしゃったりしてタイミングを逸してしまいました。

そして、どうして手に入れなかったんどろうと、今も後悔しています。でも考えようによっては、もう一度常滑に来たいという思いをつなぎとめてくれる器とも言えそうです。

最後に昨日のブログにアップした僕の写真と同じ場所での妻が撮った写真です。常滑へどうぞお出かけをば。


 

日記

Posted by buchi