カポタストの位置
先日同じ街に住むギタリストのE・Kさんと電話で話していた時にカポタストの話題になりました。残念ながらその前後が思い出せないのですが、その中でKさんが言った「岩渕くんはカポをフレットの真上に付けてるんでしょ」が僕のどこかに貼りつきました。
そしてカポタストを装着する位置によって音やチューニングがどう変化するよなあ・・・、改めて検証してみようと思い立ち、ネットで検索をかけると、まあそうだろうなという感じの情報が並んでいました。
ネットで検索するまでもなく、自分で実際に比較してみれば良いのですが、思わず検索してしまうのはどういう現象なんだろうと我ながら可笑しくなってしまいました。
使用カポはSHUBBカポのFINE TUNEです。検証のために取り付けてみる位置はフレットの真上、フレットの直近、フレットとフレットの中間くらい、の3ヶ所です。
結果は皆さんのご想像通りフレットの真上が音、チューニング共にベストでした。
特に音に関しては、弾いていない弦の共鳴具合もとても良くてベリーグッドでした。フレットの直近と比べても抜けが良いと思います。
しかし問題点もあります。ひとつはフレットの真上に位置合わせをするのがちょっと手がかかること。もうひとつはカポと左手の距離が近いので時々手に触れで邪魔になる率が高いことです。
実際先日のコンサートで実行してまたところ、1弦側が少しボディー寄りに装着してしまい、軽くミュートがかかってしまいました。
演奏し出してから気がついたので、なるべく1弦を弾かないようなしつつ、間奏でカポの位置を微調整しました。これは時折左手を使わなくても弾けるオープンチューニングだからなせる技かもしれませんw。
何事も修行が必要です。早く何気にフレットの真上に装着できるようになりたいものです。