グッナイグッナイベイビー
我が家も一度だけ犬を飼ったことがあります。飼うことになったきっかけは妻の乳がん治療の助けになればということからでした。
なんせ初めて飼うものですから、飼い主の方もよちよち歩きで、見よう見まねと言いますか、ネットや本から情報を仕入れて躾けていました。
しかしこの犬、Boogieがどれだけ我が家に貢献してくれたかは計り知れません。
昨年末は京都でゆっくりさせてもらったのですが、実は去年の秋に知り合ったばかりの方、しかもその時1度しかお会いしたことのない方のお宅に2泊もさせてもらったんです。人見知りの僕がこんな風に急激に誰かと親しくなることがあるなんて思いもしませんでした。
そのSさんのお宅にはキキちゃんというラブラドールがいました。マーブル?チョコレート?色のおとなしい女の子でした。ーところで自分で犬を飼う前には犬をオスメスではなく男の子とか女の子とかいうことに相当抵抗がありましたが、いざ飼ってみると抵抗がなくなってしまいましたー。犬の存在がオスメスという存在ではなくなってしまったということです。
そのキキちゃんはなんと知る人ぞ知る『ザ・キングトーンズ』のヒット曲『グッド・ナイト・ベイビー』を歌うと、自分からベッドへ行き眠るんです。家人がそろそろあっちへ行ってもらいたいなというと思った時にはこの曲のサビ「グッナイグッナイベイビー」と歌います。そうすると少し寂しげに隣の部屋のベッドへ向かって歩き出します。これがまた可愛いやら可笑しいやらで、ふとBoogieのことを思い出してしまいました。
その曲がこちらです。
思いがけず犬がそばにいる暮らしって良いなあと思った滞在となりました。Sさんのご家族&キキ、ありがとう。