標準治療にプラスしてきたこと

一昨日YouTubeに「標準治療にプラスしてきたこと」という動画をアップしました。

何かの参考になればという思いがあって、由美子さんの癌を見つけていただいてから今まで、個人的に助けになったことや続けてきたことをお話ししました。動画だとわかりにくいところもあるので改めて動画に登場したものを紹介します。

まず最初はケリー・ターナーさんの「癌が自然に治る生き方」です。

この本を知るきっかけはネットの本紹介からでした。そこには本から滝の例え話が書かれていました。それはさまざまな負の情報が滝のように降り注いでくるけれども、それを握りしめてしまわないようにという奬めでした。そのまま放っておけば滝として流れ落ちてしまうから・・・、ということです。

この負の情報に縛られてしまうということは往々にして起こり得ると思います。そうすると心身共に疲弊してしまいます。このような状態こそが治療にとって良くない状態です。

またいくつかの奨めの中で心に残ったことが「治療に関しては患者自身で決める」ということです。ここはとても大事だと思います。治療に関して疑問がある状態では治療効果も弱くなってしまうと思います。やはり後で後悔しない事が大切だと思います。

この本は高額になっていることがあるので、僕はメルカリで購入しました。

次に出会ったのがスロージューサーと済陽式食事療法です。これは友人がスロージューサーとジュースの本を送ってくれたことから始まりました。

このジューサーは野菜や果物をプレスしてジュースにするタイプのものです。我が家ではニンジン、りんご、小松菜、青パパイヤ、レモンを基本として、大根、キャベツ、ブロッコリー、セロリ、ビーツ、柑橘類、を都度取り合わせて飲むようにしました。

 

 

 

済陽式食事両方に関してはこの本を最初に手に入れました。済陽式食事療法を生み出した済陽高穂(わたよう たかほ)先生は消化器外科医であり西台クリニックの理事長です。クリニックのごあいさつから引用させていただきます。

私は過去40年間、消化器外科医として、がんの患者さんを5,000人余り診療してきましたが、がん治療における三大療法(外科手術、放射線治療、化学療法)の限界を感じるようになりました。

「がんは生活習慣病」であるとの世界的観点から、まずは食生活を改善して、「代謝と免疫力」を高めることで、疾病を予防することが重要です。併せて、高精度な診断により早期に発見することで、QOL(生活の質)を保ち、医療費も削減でき、安全に治療を受けることができます。

私は、これからも予防医学を推進して、皆様の健康長寿をお守りします。

理事長 済陽高穂(わたよう たかほ)

実は食事療法について西台クリニックに2度メールで問い合わせをしたのですが、その都度丁寧に電話で対応してくださり、とても良心的な病院だと感銘を受けました。
併せて食事に取り入れるようになったのが根菜のポタージュです。これも友人からいただいて知ったのですが、ジュースを作った時の搾りかすを使えばすぐに作れると思い、柑橘類をのぞいた根菜の搾りかすに昆布や鰹だし、きのこ類などを入れて少々煮込んでからミキサーでポタージュにします(調べてみるとこのミキサーにかけたスープをポタージュと呼ぶのは日本だけらしいです)。作ったポタージュは冷蔵か冷凍保存をしておき、毎朝少量の豆乳を加えて温めていただいています。
済陽式食事療法で特徴的なのは4足歩行の動物は食べないことと限りなく無塩に近づけるということです。そしてジュースにする野菜はなるべく農薬を使っていないものということですので、なかなかハードルは高いと思います。しかし減塩のせいで僕の血圧が下がるという思いがけない効果が出ています。
タンパク質は大豆から摂ろうということで大豆や豆腐類を食べてきましたが、最近知ったのは発酵させた納豆と味噌以外の大豆は負の影響が出る場合もあるようなので要注意です。ですので最近タンパク質はナチュラルチーズや乳製のヨーグルトから摂ることも始めています。
そして最後はコウケントーです。これは2本のカーボンの棒に高圧電流を流して発火させてその光を当てるという治療方法です。
これを知ったのは20年以上前になります。きっかけは由美子さんの乳がん治療のためにでした。これも義妹が身体に良さそうだと言って機具一式をプレゼントしてくれたことからでした。今回のさまざまな治療法方に関してもみな周囲の方から教えていただいたことだけです。それだけ放っておくと「大丈夫?」な感じがする僕たちなんだろうなと思います。でもそうしていただかなかったら今回のように癌が縮小して手術をしていただくことにはならなかったと思います。
コウケントーに関してはサイトをご覧いただくのが良いと思います。→  コウケントー
以上が今回続けてきた治療です。しかしこれらはあくまでも標準治療をサポートするという意味合いで続けてきています。食事療法とコウケントーに関しては体質改善という意味合いが強いと思っています。どんな治療方法を選ぶのか選ばないのかも患者の方が決められることが大切だと思います。周囲の僕たちは情報収集に努めることはできますが素人には限界があります。もちろん病院の先生のもこうしたことを続けていることをお話ししています。
代替療法という言い方には標準治療か代替療法かという二者拓一になってしまう危険性が潜んでいると思います。なので治療にとってエビデンスのある標準治療はもちろんですが、良いこと、良さそうなことはできる限りやってみることかなと思っています。
これらの情報が何かのお役に立つことができれば嬉しいです。