月を喰べた
僕にとって2番目の孫になるMとお嫁さんがこんな会話をしたそうです。それは大きな月が昇った宵のこと、ふたりで月を眺めながら過ごしているうちに、雲が出て月が隠れてしまったそうです。月が見えなくなったことがわかったMが「おじいちゃんが月を喰べちゃったのかなあ・・・?」と言ったそうなんです。お嫁さんからそのことを聞かされて、あまりにファンタジーな情景が思い浮かんで思わず吹き出してしまいましたが、もしもMが月を喰べている僕のイメージを微かにでも見ていたのだとしたらすごいなあと思いはじめました。
どうしてお父ちゃんじゃなくておじいちゃんなのかという問題も浮上します。一番思い浮かぶ答えはおじいちゃんの方が食いしん坊だから・・・でしょうか。それともMにとっての僕は月夜を半分埋めるくらいに巨大なイメージなのか、実は月まで伸びる腕をもっているというイメージなのかしっかりと聞いてみたい所です。
月といえば僕のデビューアルバムのタイトルは「SUPER MOON」です。実はこの名前にした時に「SUPER MOON」が今時耳にするように一番大きく見える月のことをいうことばだとは知りませんでした。僕の「SUPER MOON」の意味としては、目指すのはスーパースターではなくスーパームーンだ、というような感じだったと思います。当時は満月が顔になっているステッカーまで作られていました。今思うと大切に保存しておけば良かったなあと思います。
そういえば俯瞰的視点で僕のお腹を眺めれば、知らないうちに月を喰べちゃったようでもあります(汗)。
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