普通に聴いていられるっていうこと

09/05/2023

YouTubuに歌声ペトラリバースというシリーズを始めてから宅録人になっています。これまでに30曲以上の曲を録音してアップしてきました。それぞれ簡単なアレンジから録音してミックスし動画編集をしてアップするまで、なんだかんだ最低でも1日程度の時間は必要です。しかし今は時間がありますし自分的にはまったく苦になりません。

最初はベースの打ち込みなんかはキーボードだと気分が乗らないので、エレクトリックギターからMIDI GUITAR2というアプリ経由で録音をしていました。そのうちに鍵盤が少しでも弾けるようになったら良いなと、突然ハノンの真似事を始めている自分がちょっと可笑しかった時もありました。

やがてぶち当たったのがレコーディング技術についてあまりにも無知であることです。要は思うような音にならないのです。なのでネットを検索してはベンキョウしました。中でも信頼できるYouTube動画にはとても感謝しています。技術的なことはもちろんですが、動画とはこうあるべきということも教えられました。

そして先日224番の「救い主イエスに」をアレンジし始めた時に楽器の音が何も聴こえてきませんでした。これはギターでいけということだなと思い、ギター1本で演奏しそれに歌を重ねて録音しました。ギターはラインではなくマイクで録っています。

そしてこの曲を録音してみて、これからはマイクで録ることを探求しなくちゃと思い始めました。MIDIで打ち込んでDAWの音源を使えばノイズ等もなく無数の音源を鳴らせるわけですが、自分でマイクで録るとなるとまずは良い音を録れるかどうかにかかってきます。

スタジオレコーディングの時にはエンジニアが僕が弾いているギターの音をいろいろな場所で聴いてマイクのポジションを決めていることがありますが、セルフレコーディングではそうはいきません。ヘッドフォンで聴きながらマイクを移動させて音決めをしています。

とにかくこうして自分で録音を重ねてみるとこれまで普通に聴いてきたアーティストのアルバムたちがいかに良く録音されているかがわかってきます。もちろん自分のアルバムもです。普通に聴いていられるっていうことがどれだけ凄いことかが改めてわかってきました。