高級散髪屋さんにでも行ったような

昨日はギタリストのKさんにクリスマスコンサートで使う予定のギターのナットの溝を削って調整していただきました。これでちょっと心配だった弦高が弾きやすくなり、手に掛かる負担も減るのでどれだけ助かるかわかりません。

手元の写真だけ許してもらったので撮りました。だって自分でやらない限りこの作業をリアルで観ることはありませんからね。そしてこの作業は単に弦高を下げるに止まらず、弦の張りや鳴りやピッチにも影響を与えることを教えられました。僕もそうだろうなとは思っていましたが、目の前でそれらが変化してゆくことは想像以上で驚きでした。

昨日はそれ以外に弦の張り方、タッピングの仕方、押弦しながらのハーモニック奏法などなどこんなに教えてもらって良いのだろうかと思うほど伝授していただきました。

最後にはペグ関係のネジの増し締めまでしていただき、なんだか超丁寧な高級散髪屋さんにでも行ったような癒し感を感じながら戻ってきました。

ペトラ通りの最初に聴こえてくるギターがKさんです。

改めて相談ができる先輩ギタリスト(生きているんだからレジェンドって言うなと言っていたので・・・)Kさんの存在がどれだけありがたいか。教えてもらえる人がいるってことが暮らしにどれだけ温もりを運んでくれるかを感じた1日でした。

これからはギターを弾くたびに頭のどこかでKさんのことを思うわけで、「愛される」っていうのはこういう感じに近いことなんだろうな・・・、なんて思っています。

そうそう昨日はギンヒコでのオンラインライブの話にもなって(というか僕がして)、近い将来Kさんをゲストにお迎えしてのライブが実現するかもしれません。その時はリアルのお客さんも入れてのハイブリッドでいきたいですねえ。