家族のような感じ
今朝久しぶりにレコードプレーヤーを回しました。というのも普段コンピューターのMacは電源を入れっぱなしにしているんですが、昨晩はオフにしていたのですぐにMacから聴けなかったからです。
しばらく使っていなかったのでアームの調整をしなければいけないと思いますが、久しぶりにレコードの音を聴いています。
実は昨年末に放送された「家ついて行っていいですか」から息子が取材を受けたのですが、番組の中で彼がレコードに針を落としながら「この針がゆっくりと下がっていく時にこれから始まる音の世界に心が躍る」みたいなことを言っていました。僕はそこまで期待してレコードを聴いた事があまりないので新鮮でした。
昨晩はここ数年参加している小さな読書会の日でしたが(今はオンライン)、雑談の中でメンバーのOさんが直近に聴いた演奏会のことや好きなクラシックのことを話してくれました。その音楽愛を語るOさんが僕は好きです。
職業音楽家(という感じでもないですかね)となって久しいわけですが、気がつけば息子やOさんのように遠くを見るような目をして音楽のことを語ることがなくなったなあと思います。なのでこのような姿に触れる時に音楽の魅力を教えられるようで嬉しくなるのだと思います。
もちろんワクワクはしなくても僕にとって音楽はかけがえのないものです。しかしそれは憧れではなくずっと暮らしを共にしてきた家族のような感じなのかもしれません。