いつになったら軽業師のように

05/04/2023

オンラインライブがいよいよ今週の土曜日に迫ってきました。昨日までにライブのための準備が大分進んだので残すは個人リハなのですが、譜面の準備でギターを弾き過ぎてしまい、押弦する左腕の腱に痛みを感じるようになってしまいました。これは休めということなので腹を決めて休めるしかありません。

今回のライブではしばらく封印していた奏法を復活させてみようと思っているのですが、それはフラットピックを使ってストロークをすることです。どうして封印していたのかというとストーロクでコードワークをする時には押弦する左手にけっこう負担がかかるのですが、その負荷に左手(左腕)が持たない感じになってしまったからなんです。

実はオープンチューニングで弾き始めたことにもこの左手の状態が影響していました。しかしレギュラーチューニングでのギターが聴きたいという声もあり、昨年の12月からレギュラーチューニングに戻して弾いてきました。

これまで特に大きな問題はありませんでしたが、やはりストロークを弾きすぎると以前のような症状が出てしまうことがわかりました。早速ネックを調整して弦高を下げてみたのでライブでは大分楽になるのではなきかと楽観的に考えています。

ギターをちゃんと教えるようになり20年近くなりましたが、わかりやすく教えたいと考え、奏法をことば化してきました。ところがそのことば化したことばが自分を不自由にすることが起きています。ブーメラン状態です。

元々は何も考えずに弾いてきたギターをことばで説明したばかりに、ギターがことばで話しかけてくるような気さえします。「ねえ君、ああ言ってたよね・・・」って。これって軽いヤマイですか。汗

ギターを弾き始めて50年は経ちました。いつになったら軽業師のように弾けるようになるんだろう・・・と思いつつ、ある意味若い頃が軽業師のようで、今は陶器師的になってきたのかもしれないなと思ったりします。

ところでコロナ禍でのライブについて、これまではリアルの会場の感染対策に注意が向いていましたが、今回はオンラインで視聴してくださる方もコロナの脅威にさらされていて、それどころじゃないという事情の方が多いのではと感じています。

どうぞどうぞよろしくお願いします。