人は泥でできていて

01/07/2023

最近マーク・ノップラーを聴いていることが多くなりました。以前から独特な音色のギターに心惹かれていましたが、改めてケルティックロックというらしいですが、ケルト音楽を土台にした曲調の曲に興味を持ちました。それは自分がそこに親密感を持ったからです。

それを普段の言葉にすると、都会っぽいか田舎っぽいかということばで良いような感じです。実は僕、ニューミュージックのシンガーソングライターとしてシティーポップの枠の中でデビューしました。デビューした後に仙台時代の歌を聴いてくれていた方が「アルバムはだいぶ感じが違うね」と言われたことをずっと覚えています。

ひょっとしたら僕は田舎っぽい人なのに、都会っぽいを気取ってきたのかもしれません。大丈夫ですよ「都会っぽくなんてないよ〜」っていう声がたくさん聞こえてきていますから。笑

でも僕の中には田舎っぽくなりたくないという漠然としたものがあった可能性があります。小坂忠さんとデュオをさせてもらったこともあり、シティーポップ系のおしゃれなミュージシャンとの交流が生まれたことも勘違いの原因かもしれません。

マーク・ノップラーさんには失礼ですが、なぜか彼の音楽を聴いていて自分の立ち位置の勘違いみたいなことに気付かされました。もちろん彼は田舎っぽいのではなく自分のルーツを大切にしてきたということです。

こうして書きながらふと友人の言った「岩渕さんは欲張りだから・・・」というフレーズがリフレインしてきました。確かにそうかもしれません。自分にないものをすべて欲しがってきたのかもしれないです。一人っ子症候群でしょうかね。

友部正人さんの歌に「人は泥でできていて、それを削りながら生きている」というような歌詞があります。自分を削りながらと受け取るのが普通でしょうが、自分を削ぎ落としながら自分になっていく、ともとれるなあと思いました。

心身ともに削ぎ落とさなくちゃ。

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アリシアの森のクリスマスは新年まで続きますよ。
ぜひ遊びにきてください。

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