じゃあ、どれどれ・・・

今フランスでラグビーのワールドカップが開かれています。ラグビーファンの僕としては民放でも試合を放送してくれるので楽しませてもらっています。

昨日は起きた時間に日本とイングランド戦の終了間際だったのでリアルタイムで観戦しました。結果は32対12で負けてしまいましたが、その後録画で最初から観たところ、これまで1度も勝ったことのないイングランドにかなり肉迫した闘いぶりで、改めて日本のラグビーが世界でも上位のレベルに達していることを実感しました。

ところでイングランドの攻撃中に滅多にないことが起こりました。それはゴール間際でのこと、イングランドの選手がノックオンという前方にボールを落としてしまったように見えたために選手たちが動きを止めてしまったのですが、実はそのボールは手ではなく頭に当たって前方に落ちたということでノックオンではありませんでした。イングランドの選手はそれを見逃さずにトライとなってしまいました。テレビジョンマッチオフィシャルという録画でのチェックもありトライは認められました。ここから均衡が崩れて、イングランドの勝利へと結びついてしまいました。

ほんの一瞬の珍事がなければ、イングランドも後半で疲れが出てきていましたので、かなりの接近戦か初勝利の可能性もゼロではなかったのではないかと思います。

スポーツの試合では流れという言い方がありますが、確かに試合には流れがあってそれを引き込んだ方が勝つということが少なくありません。ちょっとしたミスで流れを相手に持っていかれたり、逆に相手のミスで流れをこちらに引き寄せたりということが現実に起こります。

最近のスポーツ選手はメンタル面でもかなり整えていると思いますが、それでも気持ちのほんのわずかなプラスやマイナスで結果が違ってくるんだろうと思います。スポーツに限らず全てのことは心から始まっていて、それを実現させるのにフィジカルが必要になるんだと思います。

僕はコロナ禍にあってコンサートがなくなり、演奏するためのメンタルもフィジカルも落ちてしまったと感じたことがありました。そこから這い出せたのはYouTubeのためのレコーディングを重ねることだったんです。それは演奏面だけではなく音に関してもなので、コロナ前よりもちゃんとしていると言っても過言ではありません。

でもコンサートで「じゃあ、どれどれ・・・」と品定めするように聴かないでくださいね。