ただありがとう

今月8日に開催された「歌声ペトラ関西 Return」からカンパに加えて寄せ書きと美味しいクッキーを届けていただきました。遠く関西から私たちに想いを寄せてくださり、励まし支えてくださる皆様のお気持ちに心から感謝いたします。こんなことってあり得ないことだとだと思います。

昨年末に関東の歌声ペトラからカンパをいただいた時には、そんなにしていただくような者ではないのに・・・、という気持ちがあって、感謝と共に戸惑いのような思いがあったんです。しかしいろいろ思い巡らし、そういうふうに考える自分の気持ちも昂りの一種だということにたどりつきました。言いかえれば「自分たちでやっていけます」ということだからです。でも現実は大きく違っていて、自分たちだけではどうにもならないというのが本音です。だから「助けてください!」と素直に言えない自分は良くないなと思いました。

それは溺れかけているのに溺れてなんていません、と言い張って助けを拒んでいる愚かな人のようです。そこには溺れていることを認めたくない自分の自我のようなものが見え隠れします。溺れるときはちゃんと溺れないといけないということですね。

そういえば溺れている人が中途半端に動ける場合は救助をしにくいということを聞いたことがあります。いっそ気を失うくらい溺れていれば力みがないので素早く救助ができるということなのだと思います。

また理屈っぽくなってしまいましたが、今回の皆さんからのお気持ちもただありがとうと言って受け取りなさい!ということです。本当にありがとうございます。心から感謝します。

そう言えば「ただありがとう」って歌を歌ってるんじゃないの岩渕君ですよね。

この歌のように僕はお金持ちではありませんが、通帳には書き込めない宝物をたくさんいただいています。それがこんな緊急事態の時には形になって届けられます。なのでこの歌の歌詞を借りれば「貧乏お金持ち」ということになるのでしょうか。でも食べるものに苦労をしているわけではないから、自分では金持ちではないと思っていても「金持ちお金持ち」なのかもしれません。

改めまして「歌声ペトラ関西 Return」を開いてくださった皆さま、そして当日会場に足を運んでくださった皆さま、心から感謝いたします。皆さまこそ本当のお金持ちです。