生きることは低いこと
今月の投げ銭ライブまで1週間となりました。今回はゲストにオクタビアンの鈴木雪夫さんをお迎えします。
鈴木さんとの出会いは小坂忠さんと3人で結成した『John three sixteen』でした。
『John three sixteen』は3人のアカペラグループだったわけですが、アカペラ的には3人というのはとても難しい編成です。コーラスグループならば、バックに楽器がついているから良いのですが、3人のアカペラの場合はベース音、和音の中の欠かせない音、そして肝心のメロディーを歌わなければなりません。
しかもワンコーラスが終わっても、間奏を楽器に任せることができません。歌が始まったら緊張を緩めることができないので、僕はあまりのストレスに途中で歌をやめたいと思ったほどでした。やはりアカペラは4人以上というのが基本ですね。
『John three sixteen』でも鈴木雪夫さんはバスパートを担当していたわけですが、最初に書いたように、バスといっても普通のバスではありません。オクタビアンと呼ばれる、バスよりさらにオクターブ下の声を出す声帯の持ち主なんです。
オクタビアンは国内はもとより世界的にも多くはなく、かつてはロシア公演などもしてきたという経歴の持ち主です。
また長年『ブレッスンフォー』というコーラスグループで演奏活動をしてきたのですが、『John three sixteen』での移動日のこと、新幹線の車内でデュークエイセスのバスの方とばったり出会って、鈴木さんとの会話が始まったのですが、面白かったのはお互いにどんどん声が低くなっていくことでした。やはりバスの人は、生きることは低いことなんだなあと思いましたよw。
投げ銭の方ももう少し席がありますのでぜひお出かけください。ゾウさんのあくびやウマカボウの生声を聴けるかもしれませんよ。