反省じゃなくて自画自賛かい

06/24/2023

昨日は夕方から川へ出ました。気温は高かったですが、風はそれほど強くなく条件は悪くありませんでした。

仕事の合間にラインをクリーニングし、リーダーにティペットも結び直して準備万端で出かけました。

最初はグリフィスズナットで流してみましたが、まったく反応がありません。次に小畔3号もどきを浮かせて流してみましたが、これも無反応でした。じゃあということで、ここのところ一番成績の良い少しだけ沈むフライを流してみました。

やはりこのフライには反応があるので、フライの選択大事なんだなあと再確認をしました(上の写真は左から順番に使ったフライです)。そんな矢先にヒットしたようなしないような微妙な感覚を手元に感じました。

慎重に手繰り寄せましたが、どうやらかかってはいないなと思い、ラインをぐっと手繰り寄せてキャスティングに入ろうとしたところ、小さなオイカワがかかっていました。思い切り空中を飛ばしたら可哀想だと思い、キャスティングの途中で力をゆるめたらその魚が僕の顔をめがけて飛んできました。

咄嗟というのはこわいもので、その瞬間僕はオイカワを避けようと左足を身体の左に踏み出しました。ところがこの時僕は川に立ち込んでいたのです。川底の石に躓いたのかもしれませんが、川の流れにも押されて、僕は左向きに転んでしまいました。もちろん川の中にです(汗)。その瞬間、それはそれは気持ち良いほどの「ジャパーン!」という音が響き渡り、左半身がずぶ濡れになってしまいました。

アイホンはウエストバッグに入っていたので難を逃れましたが、首にぶら下げていたカメラは水没してしまいました。後で知ったのですが、水没した時はショートするので電源を入れてはいけないそうですが、僕は入れてしまいました。しばらくするとウンともスンとも言わなくてなってしまいました。というわけで今日はカメラを干しています。

すごいなあと思ったのはずぶ濡れになったまま30分程釣り続けていた自分です。けっこうなオイカワがヒットしてくれました(カメラが水没したので写真は別日のオイカワ)。

今朝になって左の肩甲骨あたりと左手に軽い痛みがあります。やはりそれなりに転んだということですね。

妻にそう言ったら「ギタリストが大丈夫?」と心配してくれましたが、僕の答えは「君は僕じゃなくて、ギタリストの僕と結婚したわけ?」なんてひねくれたことばを返しました。

フライフィッシングの入門書にはウエイダー(釣り用の長い長靴)を履いていて転んだ時の注意が書いてありました。昨日までは他人事だと思っていましたが、転ぶときは転ぶんだということがわかりました。こうして人は釣り人になっていくんですね、って反省じゃなくて自画自賛かい。