スライドバーコンテスト

07/17/2023

約1か月ほど風邪の諸症状に悩まされてきました。最初は微熱から始まり、咳、体力減退、扁桃腺の腫れと続き、最後に喉に腫れが残ったので昨日耳鼻科を受診したところ、それはリンパの腫れとのことでした。この間10回を超えるコンサートがあったので、よく乗り切れてきたなと感謝しています。

今朝はリンパの腫れも軽減されて、久しぶりに自分の普段の身体の感覚を思い出しつつ味わっています。釣りのことも少し考えるようになってきましたから、かなり回復してきているのだと思います。

そんな中昨日は新しいギターにフィットするスライドバー選びをしていました。そして勝ち残ったのは以下の3本でした。順位をつければ左が1番で右に向かって2番、3番です。

右に向かって大きく見えますが、実際はほぼ同じ長さで、右のだけ少しサイズが太いタイプです。

左のスライドバーはなんと20代から使っているものです。おそらくデビューアルバムでもこれを使ったことと思います。そしてなんとこの3本はひとつのメーカーの製品なんです。

メーカーの名前は『Latch Lake Music』です。

僕が使っているのは上の左と右のバーです。右のバーは3年ほど前に都内で手に入れましたが、ラッチレイクのバーは売っているお店があまりありません。そもそもスライドバーを使うプレーヤーがそう多く無いことと、価格が高い(5000円くらい)こともあるのかなと思います。

ところでトンプソンのT1-SとTM1-Cの何が違うので、選ぶスライドバーに違いが出たのかを考えました。もちろん音の、鳴りの、違いなわけですが、ざっと言うとT1-Sの方はしっかりとした音で、TM1-Cの方は繊細な響きを感じる音です。

ラッチレイクのスライドバーは重厚感と安定感があり、サスティーンの伸びがある優れたバーです。そのしっかり感がT1-Sの時には個性がぶつかってしまうような感じがあったのですが、お人好しの?TM1-Cはしっかりとしたラッチレイクのバーとの相性が良いようです。

それにしても40年も前に選んだバーと近年選んでいたバーが奇しくも同じメーカーだとわかった時には驚きました。でもそれは思い違いで40年前にラッチレイクがなかったどうしようと思い、ラッチレイクの成り立ちを見ると、ガラス瓶のボトルネックを使っていたLeo Kottkeというギタリストの要請で(知らんかった・・・汗)、壊れない金属のバーを開発したのが始まりのようです。それは1939年のようですからセーフでした。

正直スライドバー選びはガラス系か金属系かで悩むのですが、壊れやすいガラスのバーを金属でできないかということで生まれたのが『AcostaGlide』という僕が40年前に手にいれたバーのようでした。ラッチレイクの歴史を知ったらスライドバーをもっと大切にしなくちゃという気持ちになってきました。

ラッチレイクのスライドバーを売っているお店を知っている人はぜひ教えてください。


ギター, 音楽

Posted by buchi