ピアノとバイオリンとギター
NHKプレミアムの番組で「私のピアノが生まれた町(2)NYパイプの音色」と「ストラディバリに挑む〜イタリア・国際弦楽器コンクール〜」を続けて観ました。
ピアノとバイオリンの番組なのでそれほど興味がわかないかなあと思っていたのですが、ピアノもバイオリンもとてっも興味深い内容でした。番組を観ながら、僕ってやっぱり音楽?楽器?ギター?が好きなんだなあと思いました。
「のピアノが生まれた町」は矢野顕子さん愛用のスタインウエイが、いつ頃どこでどんな風に製作されたのかを尋ねる旅だったのですが、その中でピアノの響板がギターのトップの材と同じスプルースだと知って僕は俄然興味が湧きました。
同じスプルースでもどの季節に伐採してどのような木目が良いのかなどなど、とても参考になりました。
また「ストラディバリに挑む」の方も製作者によって音が違うことや(当たり前か)、楽器が深く鳴り出すのは数十年も弾き込まれてからだとか、楽器が数十年、あるいはそれ以上の使用に耐える楽器かどうかなどなど、楽器の良し悪しを決める基準が興味深かったです。
僕はお世話になってきたK商会さんとの関わりもあって、ここ20年近くアーニーボールのアコースティック弦を使ってきたのですが、この春からアーニーボール弦の輸入元が変わったということで、他の弦も使ってみようかという気持ちになってきていました。
そこへ今回観たふたつの番組が火をつけてくれた感じで、まずは愛用のトンプソンギターの工場出荷時の弦を張ってみようと思い立ちました。
それがこちら。
明け方にポチったところ夕方には届いたのでちょっとびっくりしました。早速張り替えてみると「なるほどなるほど」という感じがしました。これがトンプソンが良しとしている標準の音なのかと納得しました。
EJ16はこれまで使ってきた弦よりもゲージが太いので、来週あたりカスタムライトのEJ26と比べてみようと思います。さあ岩渕部屋ではどちらに軍配があがるでしょうね。