ふたつのローカル
4月16日のハイブリッドライブまであと1ヶ月となりました。これまでですと今日から視聴チケットを発売開始にしていましたが、今回はさらに1ヶ月前の2月16日から販売を開始しています。売れゆきはどうですかって・・・(笑)。これは毎度のことですがライブ当日まで気持ちのどこかがハラハラしています。やっぱり多くの方々に聴いていただきたいですからね。
ところで今回のライブを開催するきっかけになったワードはローカルです。ローカルがキーワードでオンラインライブ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
zoomに代表されるようなオンラインコミュニケーションシステムを実際に使ってみた2年前は、オンラインでのコミュニケーションには限界があるだろうと考えていました。
しかしそれは最初に使ってミーティングをした時から覆されました。それは充分気持ちが通じると言うことです。
今では勝手にオンラインでの集まりを「ニューローカル」なんて呼んでいます。国内は元より海外であってもほぼタイムラグ無しに語りあえるなんて僕の世代からしたらSFの世界です。
さらに昨年のライブではオンラインでのリハーサルをしてみたのですが、これがなんとできてしまいました。もちろんそれは言葉による打ち合わせではなく、実際に演奏をしながらアレンジを考え試すと言う普通のリハでした。
確かにオンラインには IT関係に慣れない方にとってどこか縁遠く、難しさや面倒臭さが伴うことと思います。
でもその気になってちょっとしたハードルを超えれば想像以上の世界が待っている。可能性が待っているということに気づかれると思います。
コンピューターやスマホはもちろんインターネットも道具でありインフラですから、使えば良いのだと思います。
以前僕よりも二回りくらい年上の方がファックスから用紙が排出されるのを見て「紙がどうやって電線を通ってくるんだ・・・」と言っていたことを思い出します。新しい道具はどこか「え!」って思いますよね。
前置きが大変長くなってしまいましたが、今回のライブの大きなコンセプトはローカル。埼玉県狭山市には米軍ハウスが多くありました。その中のある地域はアメリカ村と呼ばれ、皆さんがご存知のミュージシャンやアーティストが住んでいた時代があります。この場所から日本のポップシーンに多大な影響を及ぼす人や作品が生まれていったんです。
その中のお一人が洪栄龍さんです。洪さんは日本のロック、ニューミュージックの世界で活躍しつぶさに目撃してきた方です。そんなミュージシャンとローカルというキーワードでご一緒させていただけることは嬉しいことです。
海外に例えればナッシュビルと言えばあんな音楽、ニューヨークと言えば・・・、ロスアンジェルスと言えば・・・、とそれぞれの街の音楽がイメージできます。ちょっと大袈裟になりましたが僕はグローバル化した世界で、世界を変えられるのはローカルからだと思っています。なのでローカルをキーワードにして音楽を発信することの意義を洪さんと共有させてもらうことができたのはタイムリーだと思います。
そしてオンラインによるニューローカルもローカルだと考えています。そこにある問題のひとつネット環境です。しかし白黒テレビの時代と比べればデジタル放送や4K、5Kなんて考えられない変化です。ネット環境も視聴環境もどんどん改善されてくることと思います。
ローカルとニューローカルのハイブリッドライブ。ぜひ一緒にローカルを味わいつつ、どんなことができるかは未知数ですが一緒にふたつのローカルを盛り上げていっていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
リアル席(限定10)はMAKOTO BOXへお申し込みください。感染状況によってはリアル席を無くす場合があります。その際はオンラインでのご視聴をお願いすることになります。singanewsong@makotobox.com
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イープラスでのチケット購入が初めての方はこちらを参考になさってください。
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