利弦

ちょっと弦のことを書きます。アコースティック弦は材質や太さでの違いがあります。また1弦から6弦まで徐々に太くなっていくわけですが、その太くなって行き方にもメーカーによって微妙な違いがあったりします。

一般的に使われている弦はライトゲージと呼ばれるものですが、僕はそれよりも1段細いカスタムライトと呼ばれる弦を使っています。この呼び方もメーカーによって微妙に違うので、正確なのは11-52と弦の太さを表している表記です。これは1弦が0.011インチ、6弦が0.052インチで、その太さの間の太さの弦がセットになっているという意味です。ちなみに一般的なライトゲージは12-54です。

先日そろそろ弦を買っておかなくちゃと思い保管してある箱を開けると、3つのメーカーの4種類の11-52が数セットずつあったので、これらの弦を順番に使って弾き比べてみる事にしました。先日のコンサートはマーチンの弦を使っていましたが、これはとても良かったです。

明日は聖坂支援学校でのコンサートがありますが、そこではアーニーボールの弦を使ってみようと思います。アーニーボールと言えばエレキ弦を連想する方が多いと思いますが、アコギ弦もあるんです。

僕は長い間アーニーボールの弦は神田商会さんから長年にわたって提供していただいていたので、とても馴染みのある弦です。今回張ったのはアルミニウムブロンズという変わり種です。アーニーの弦はマーチンに比べると張りが弱いような感じがしなくもありません。その分押弦はしやすく、少しエレキ寄りの感じで弾けるかもしれません。

この弦は少し明るいおしゃれな感じの音がします。耐腐食性にも優れているので弦交換のタイミングが長くて良いかもしれません。

今日はこれを使ってのリハーサルですのでどうなりますか。弦はあと2種類あるので、しばらくは弾き比べをして秋の終わりには決めたいと思います。これって利弦かな。