祈る
僕でも祈ることがあります。
昨日の岡江久美子さんの訃報を知り、改めて祈らなければという思いにさせられました。それは現在深刻な病と闘っていらっしゃる方々のためにです。僕が祈っている方々は癌と闘っていらっしゃる方や透析を受けるために週に何度かは治療を受けざるを得ない方々です。
抗がん剤治療、放射線治療、人工透析、等々通院を余儀なくされている方は沢山いらっしゃいます。車で通院ができるという方もいらっしゃるでしょうが、公共交通機関を使わざるを得ない方も多いのではないでしょうか。特に大都市圏ではそうだと思います。
治療によって免疫力が低下している中、バスや電車に乗ること、人混に入ることは生死に関わることなのです。ここは健康な僕たちが想像力を働かせてそういう方々の脅威にならない行動を心しないといけないと思わされます。
また僕の息子は物流関係の仕事に就いています。今物流が止まればスーパーから商品が消えて行くでしょう。その息子の顧客の中にコロナウイルスに感染した方がいらっしゃったそうです。息子には家族がいます。まさか自分の人生でこれほどのリスクを抱えて仕事をすることになるとは思ってもみなかったと思います。
医療関係者の方々、物流を担っている方々、スーパーで働く方々、交通機関で働く方々等々、まさに僕たちの暮らしを支えてくださっている方々のことを思い、自分の行動をコントロールする。それは誰もができる祈りです。
誰かがやってくれると笑っていられる時代は過ぎて行きました。一人で祈る・・・。小さく思えても祈りの行動をとる。それぞれの小さな祈りが明日を開く鍵です。