ソロ以上バンド未満
昨晩はコロナ禍で2回目のコンサートでした。会場が都内の教会ということもあって事前に感染対策をどうされているのかはもちろん、感染者の推移と状況を見ながら、開催するかしないかの判断をどの段階でどうするのか等々の打ち合わせを重ねて昨日を迎えました。
教会では万全の感染対策をとっていらっしゃって、教会の入り口で初めて非接触で計測する体温検査を受けました。もちろん手はその場でまず消毒して、一般の方はさらに手袋とマスク着用を義務付けていらっしゃいました。後で伺ったらば今のところ感染者ゼロとのことでした。
ところで昨日の演奏では2台のルーパーを使いました。1台は先日手に入れたDitto x4 Looperです。これはtc electronicのルーパーではフラグシップになる機種です。以前カメラに凝っていた時にはよく目にしたフラグシップという言葉ですが、まさかギターのエフェクターでそれが登場するとは思っていませんでした。
最初にルーパーを手に入れたのは5月初旬のことです。こちらはシリーズの中で一番シンプルなDitto Looperです。まずこのルーパーが使いやすく音が良くて気に入りました。先月の加古川でのコンサートでは始めてこのルーパーを使って歌いました。
このルーパーの僕にとっての問題はループをストップさせる時にスイッチを速く2度踏みしないといけないところでした。まあ16分音符刻みのバスドラを叩いていると思えば良いのですが(叩けるんかい・・・と突っ込む)、曲の終わりが近づくと微妙な緊張感を感じてしまいます。そりゃあそうですよね。
それで今後ルーパーを使って行くのならば1度踏めば止められるルーパーが必要だという結論に至りました。ルーパーと言えば国内ではなんと言ってもBOSSです。僕もBOSSのエフェクターを何台か持っています。そこで1度踏めば止められるルーパーを比較見当しまくりました。そして結論はやはりシンプルな機能のtc electronicのルーパーにすることにしました。tc electronicのルーパーには何タイプかあるのですが、その中でも嬉しい機能が付いているX4にすることにしました。注文して届いたX4の第一印象は「デカ!」でした。正確ではありませんがシンプルなタイプの7〜8倍はあると思います。
しかし使ってみると足で踏むスイッチが横に4つ並んでいるので、このサイズが足で踏み分けるためのにはミニマムであることがわかりました。
さてルーパー2台持ちになったわけで、以前の物はひとまず旅用にすれば良いかなと思っていたのですが、昨日のコンサートの準備をしている中で使い道が出てきてしまったんです。それはある曲の為にパーカッシブにギターを叩いた音を録音しておくというものです。そしてその前の曲が終わったところで、その音を出して曲つなぎにします。昨日はそれも大成功でした。ステージ展開的にも良いテンポ感が生まれたと思います。また演奏的にも確実なテンポのbpmに安心して気持ちをクールダウンすることもできました。というわけで昨晩は2台のルーパーを並べている人になっていました。
実は自粛生活の中で分かったことのひとつは、僕が相当なオタク傾向であること。なぜならば仕事部屋にこもっていることが全く苦痛ではなかったからです。ちょっと心配なのはこのルーパーがそんな僕のオタク傾向にぴったりであること(汗)。ソロ以上バンド未満の不思議なやつです。