光を言葉に

以前にもご紹介しましたが写真家の瀬尾拓慶くんから動画がアップされたという情報をもらったので紹介します。瀬尾くんには大分前にギターを教えたことがあるんですが、当時からデザイン的な感性が豊かだなあと思っていました。そしてその彼が今はカメラメーカーのサイトに登場するカメラマンになっているんですから、すごいなあと思います。

動画はこちらです。

当たり前ですが動画を見ると僕が趣味で撮るように行き当たりばったりで、全てが成り行きという撮影ではありません。

以前読んだ写真家の本に好きな言葉があります。それは「写真化」という言葉です。それは僕らが何気なく見過ごしている日常の中にも、改めて写真に写こむと表情を一変させる美が潜んでいるというようなことでしょうか。写真は単にそこにあるものを切り取るのではなく、そこに潜在している美を掘り起こすものなのです。

動画で瀬尾くんの撮影スタイルを見るとまさにそうでした。まずは感覚で潜在している美を見つけ、撮る段階で潜在している美が表面化するようにカメラをセッティングをしてゆく。光を言葉にできる。光を数字に置き換えられる。そして言葉を光にできる。数字を光にできる 。この動画を観ながらそんなことを思いました。

 

日記

Posted by buchi