フレットのバリ取り1

以前ベースを録音する時には内臓音源をMIDI GUITAR2というアプリを介してエレクトリックギターを弾きMIDI入力をしていました。理由は鍵盤で入力するよりもギターの方がベースの気分が出るからということでした。それによってフレーズにも違いが出ますのでギターが弾ける人には良い方法だと思います。

しかしこの場合の難点は打ち込んだMIDIデータに要らないゴミのようなデータがあるということです。理由はギターのフレットノイズのような些細な音もMIDI GUITAR2が認識してMIDIデータとして変換してくれるからです。なので録音した後のデータ掃除が大変でした。

次第にキーボードで打ち込むことも増えてきましたが、やっぱり本物のベースで録音するのに勝るものはありません。それこそ本物のフレットノイズやスライドした時のリアル感はMIDIの打ち込みとは違います。実際にフレットノイズその他の音がしっかりと聴こえるのかと言えばノーですが、ここまでDAWをやってみて分かったことのひとつはリアルに聴こえている音だけが音じゃないということです。

例えばバンドの音をざっくりと聴くとそれぞれの楽器の音はソロにでもならない限りくっきりとは聴こえてきませんが、その楽器をなくしたらそこに音の欠けが生まれてきます。はっきりと聴こえていなくても存在している理由は明確にあります。

もちろんこれまでもそういうことを知らずに音楽生活をしてきたわけではありませんが、自分で録音作業を続けてくるなかでそれが明確に近くできたということです。録音作業はある意味実験ですので、試行錯誤するなかで見つける、気がつく、明確になることも多いんです。

今日はベースの録音のために買った安価なベースのバリ取りのことを書こうと思ったんですが、その前段階でここまできてしまいました。続きは明日にします。(笑)