女性がリーダーになれば戦争はしない
モーニングショーでブチャの惨状を見聞きすると気持ちが悪くなるほどの嫌悪感を覚えます。
そしてどこからか「赦せない」というマグマが湧き上がってくるのを感じます。この先は「そんな奴らはやっつけてしまえ！」と自分が暴力を振るう側になっていきます。やっかいなのはそこには自分なりの正義があり、相手側に同様に正義があることです。
戦争は悪ですが、それぞれは正義の戦いとしているはずです。でなければあれほど残虐にはなれないでしょう。
僕は消防士タイプの性格をしていると自認しています。何かあれば出動するメンタリティーを持っています。ボランティア活動をするのもそのようなメンタリティーが影響しています。本来は「愛」が動機となって動く人ならば良かったのにと思います。
先日友人夫妻と男女の違いについて話がはずみました。それは会話をする時に男性は結論に向かって話すが、女性は話しながら考え、必ずしも結論に至らなくても良い。ということです。
男女の違いについては話題になった時期もあり、多くの本も出版されています。自分でもある程度は認識しているつもりです。
今回の会話で興味深かったのは「だから女性がリーダーになれば戦争はしない」ということでした。確かに戦争は結論を急ぐことなのかもしれません。
ドイツのメルケル前首相は世界から高い評価を得ました。僕はその政治手腕や内容に関してよく知っているわけではありませんが、ことばに力があるなあとは思っていました。これは身近な政治家の方々との比較もありますが（汗）。
今回の戦争を通して、男性社会について考えてみることは良いことだと思います。力業での世直しは破壊と密接に関係していることを忘れてはいけないですね。