車はもみじ暮らしはわかば

由美子さんの退院から3日目となりました。実は退院の日が思いがけなく大変な1日になってしまい、その日のダメージが多少尾を引いている感じもします。

というのも退院後に同じ系列の病院でも診察を受けるように指示をいただいていまして、車で10分ほどのところの病院へ行きました。そちらで診察をしていただくのはほぼ初めてで、駐車場もわからなければ、病院の入り口もわからないという状態でした。

もちろんなんとか診察にこぎ着けたのですが、薬局に立ち寄って帰途に着くまでゆうに3時間以上もかかってしまいました。なんせ由美子さんは退院した直後ですから人一倍?人十倍?しんどかったことと思います。ということで家にもどったのは日没間近になり、イメージとは大分違った退院となりました。手術をしていただいた病院がもろもろスマートなので、立ち寄った病院が余計にしんどく感じたのかもしれません。

さてそのヘビーな退院を経て由美子さんも僕も初めての自宅療養の日々を過ごしています。正確には20年ほど前に乳がんの手術をしているので初めてではないのですが、今回の手術は大手術だったものですから、術後のケアもちょっとレベルが違っているんです。

例えば薬の種類と数が圧倒的に違います。飲み方もなかなか複雑でうっかりすると間違ったしまいそうなくらいです。そのほかに自分で計測するものが血圧をはじめとしていくつもあります。これらは回復とともにシンプルになって行くと思いますが、慣れるまでがなかなかたいへんです。

というわけで僕たち2人とも車はもみじ、暮らしはわかばでやっております。この歳になってわかばになるとは思ってもいませんでしたよね。