川好きはこの曲の影響

昨日はB.B.キングのアルバムのことを書きましたが、僕が一番安心して聴けるアルバムはエリック・アンダーソンのブルーリバーです。

実は10数年前に地元で開催されたハイドパークミュージックフェスティバルにゲストとして出演したのですが、フェスは野外でその日大雨になってしまい、一緒に行っていた友人の女性たちが寒さに耐えきれなくなり退散することにしました。その後僕は確か場外でスタッフの手助けをしていたように思います。

というわけでなんと人生の中で生で聴くことができた唯一のチャンスだったのに叶いませんでした。どうしてあの時にあんな行動をしていたのかが不思議に思います。主催していたのが地元の有志達ということもあり、自分の気持ちよりもそちらのことが気になったのかもしれません。

でもその時に聴いていたら、僕が今このアルバムを聴いて感じるようには聴けなくなっていたかもしれません。一緒になれなかった恋人のような気持ちで聴けるといういうのも良いかもです。

ところでアンダーソンという名前からしてスウェーデン系の方なのかなと思います。40年ほど前(そんなに前なんだ!)スウェーデンで1ヶ月ほど演奏旅行をしたことがありました。ちょうど夏至の前後で白夜でした。ですからなんと1日に4回歌ったことがありました。それは午前、午後、夜、夜中です。もちろん全て外は明るいんですよ。

そんなことをしながら思ったのは、いったいこの人たちはいつ寝るんだろうということでした。でもご心配なく・・・、コンサート中でも寝ている人がいました。それって白夜のせいじゃなくて歌い手のせいか・・・。

スウェーデンで生まれたわけではないでしょうからルーツということでしょうが、ルーツって意外と長く影響を及ぼすものです。例えば僕の仙台のように・・・。僕がイメージする四季は今でも仙台での四季です。

エリック・アンダーソンにはスウェーデンで観た景色が、出会った人たちがよく似合います。特にこのアルバムはそんな感じがします。

そうこうしているうちにタイトル曲のブルーリバーが始まりました。

僕の川好きはこの曲の影響があったりして。