チチンプイプイふりかけ

先日pianomarvelというシステムでピアノの基礎練習を始めたことを書きましたが、それがなかなか良くて、練習をしていると、これをギターのレッスンに取り入れることができないだろうか、ギターのレッスンに置き換えたらどうなるのだろうか、ということを考えてしまいます。

教えていて歯痒いのは速攻で上達させてあげられないことです。上達するチチンプイプイふりかけみたいなものがあればいいなあ、なんて思うことがしばしばです。

この辺のことはゴルフで言うところのレッスンプロの方々からしたら、教える側の知識とセオリー、テクニックの問題だと一刀両断されることかと思います(汗)が、それなりに学び、悩みつつ教えてきた者としては常に悩ましく苦しいところです。

今年も初心者の方を教える予定になっているので、少しでもブラッシュアップして教えられたらと考えているものの、チチンプイプイふりかけみたいな名案は浮かんできません。

pianomarvelで何に気がついたのかと云いますと、基礎練習で指と鍵盤の関係を丁寧に進める中で、理解し身に付くことがあるんだなあということです。教えているギターのジャンルがクラシックギターであればこのやり方で教えることは可能です。どうしてかというと、ほぼピアノと同じように単音を正確に弾くことを身につけてゆけば良いからです。そしてそのようなテキストもたくさんあります。

しかしことポピュラー系のギター教則本ですといわゆるセオリーというものがあるようでありません。コードを弾いて歌えれば良いという受講者が多い傾向もあるので、単音弾きのレッスンを続けるのも微妙です。なのでその辺のバランスをとりながら教えてきました。

とここまで書いてきたら、これまで通りに教えれば良いかあ・・・。と思い始めました。揺れるのはブランコだけじゃなく教える側の心もですね。