大瀧詠一さん
仙台と盛岡での予定を終えて今朝は釜石にいます。実は1週間ほど前にふと大瀧詠一さんが聴きたくなって、ネットのサービスを検索して聴いてみましたが、それでは満足できなくなってCDを3枚買いました。
僕がまず聴きたかったのはソロでの最初のアルバムです。ジャケットを見て買ったらそれはアニバーサリーアルバムで、僕が欲しかった、以前聴いていたアルバムそのままではなかったので、もう一枚ゲットしました。さらにナイアガラムーンも聴きたくなったので、こちらはアニバーサリーアルバムをゲットして大瀧さんのアルバムが一挙に3枚になりました。
とうわけで今回のく車の旅ではずっと大瀧さんを聴いています。旅は仙台、盛岡と続き、今日からは大瀧さんにゆかりのある釜石ということで、大瀧さんを聴くのに良いタイミングだったなあと思っています。
もちろんこれらのアルバムのアナログ盤は持っているのですが、普段引っ張り出して聴くことは無くなっていました。今回久しぶりにデビューアルバムの1曲目の声が聴こえてきたらなんだか目頭が熱くなってしまいました。その後何度も聴きかえしていると僕が大瀧さんからどれだけの影響を受けてきたのかがよく分かりました。
最近作ったあの「ありがと音頭」だって元をたどれば大瀧さんに行き着くように思います。ハッピーエンドの4人の中では唯一東京以外の東北出身の大瀧さん。ハッピーエンドがあのハッピーエンドであり得たことの大きな理由のひとつだと改めて思いました。
以前僕が長く一緒に歌わせてもらった小坂忠さんは当時ハッピーエンドのボーカルとして望まれていましたが、ミュージカルの出演と重なってハッピーエンドには加わりませんでした。その何年も後になりますが、東京出身の忠さんと東北生まれの僕がデュオとして活動させてもらったのも興味深いことだったんだなあと思いました。
僕はここ数年度々釜石へ足を運ばせてもらうようになりましたが、今回は大瀧さんとの新たなつながりを感じることができ、感慨深いものがあります。それにしても大瀧さんは早く逝きすぎましたねえ。