ちゃんとした人間に近づいた

先日ウクレレの鳴り過ぎを抑えるためにコーピー用紙をサドルと弦の間に挟み込みました。少し前にイヤフォン モニターが手に入ったこともあり、イヤフォンでギターの音をチェックしていたところ、やはり低音がなり過ぎかあ〜と思ってしまいました。これまではEQで調整していたのですが、一丁コピー用紙を挟んでみるかということで、まずは5弦と6弦に挟み込んでみました。これが簡単にできるのも例の電動ワインダーがあるおかげです。とにかくことのほか便利です。

 

さて4弦から6弦の鳴りを抑えてみましたが、若干4弦のなりが異質な感じになってしまったので、4弦も挟み込んでみることにしました。なんとこれが大正解だったようです。

しかしその時は良いと思っても時間が経つと気分も変わるので、次の日の朝にドキドキしながら生音でバランスチェックをしたところとても自然なバランスでした。

それにしても50年くらいギターを弾いてきて、これまではとにかく鳴る方が良いギターだと思ってきたのですが、ヘッドフォンやイヤフォン 等を使いながら詳細にチェックしてみると、バランスの良いギターらしい音色に調整するのがかなり難しいことがわかりました。

これまでは鳴らしっぱなしで弾いてきたのですが、なんとか形になっていたのは音響エンジニアのおかげかあと改めて感謝をしました。ギターの音色に気を使いバランスをとってみて、なぜかちゃんとした人間に近づいたような気分になりました。それだけ出たとこ勝負で生きてきたってことかなあ(汗)。