いつでも旅は途上
先日のテーマトークお茶会の準備のために、パネラーの島先さんが翻訳した『わが故郷天にあらず』を読み返しています。先日のお茶会に間に合いたかったのですが、まだ半ばです(汗)。
本の副題には『この世で創造的に生きる』とあるように、この本は聖書の解説本ではなく、聖書が教える生活から無意識に離れていることへの警鐘を鳴らしてくれる本です。
キリスト教では罪ということばがよく語られますが、それには悪事も含まれはしますが、根本は自分を神とすることです。自分が神ならば神は必要ありません。
ところで優れた人と言ったらどんな人を連想するでしょうか。できる人、守れる人、知っている人。あるいはリーダーシップがある人、力のある人、お金持ち・・・、などなどでしょうか。もっともっとあるでしょうが僕の貧しい頭で考えるとこんなもんです。
ざっとまとめると『持っている人、できる人』ということでしょうか。
これらのことに価値を感じるのは教育自体がその方向に向いていることもありますが、もっと掘り下げれば僕たち人間が無意識の内に築き上げてきた文化のゆえでしょう。
できることは悪いことではありませんが、そもそも大体の人はできないことの方が多いわけで、パーフェクトであろうとすることは自分の首を締めることになります。
つくづく人間は塩梅がわからないんだなあと思います。神にはなれないのに神になろうとしますからね。
取り止めがなくてすみません。とにかくテーマトークお茶会とこの本を通していろいろ考えさせられています。いつでも旅は途上ですね。