PLATFORM-NANO

04/25/2023

YouTubeの歌声ペトラのシリーズは全256曲を番号の多い256番から1番に向かって逆順に紹介しています。ちなみにGOD BLESS YOUは7番なのでたどり着くには2年?くらいかかるかもしれません。

この#186番はちょうど70曲目になります。最初の方ではウクレレの弾き語りで収録したものを数曲アップしているので、新たにレコーディングした音源としては65曲前後になるかと思います。

これまでもギターのレコーディング等はしてきましたが、DEMO以外でオケとボーカルを録ってミックスをするのは初めての経験です。まさによちよち歩きで録音を始めたわけですが、いろいろと気になるところを勉強してはここまできました。

使用する機材(プラグインですが)にコンプレッサーというものがあります。用途のひとつは音量差のある音源をある程度均一にすることです。音量差のある音源の代表はボーカルです。1曲の中でささやくように歌ったり声を張って歌ったりすれば相当な音量差が生まれます。それをコンプレッサーで平すわけですが、やはりどこか機材で鳴らした感が出てしまうことがあります。もちろんこれも一流のエンジニアが使えば自然な感じに仕上げられるわけですが。音量自体を細かくコントロールすることができれば、コンプレッサーで平す必要がなくなります。

そこで手動で音量をコントロールできるつまみを持った機材があればということで手にいれたのがこれです。

安価な機材なのですが最近の円安の影響なのか以前よりも価格が高騰しています(大した額ではありませんが)。

そこでもしやと思いメルカリを覗いてみたら新品(未開封ではありませんでしたが)のものがぐっと安く売られていたのを見つけてポチッとしました。

そして初めて微妙な音量調節をしてミックスしたのが#186番の曲なんです。音量調節をしたのはボーカルと弦です。もちろんどこをどの程度調整したかなんてわからない程度の調整ですが、この微妙な違いが幾つか重なってくると、音楽の良し悪し、聴こえてくるこない、心に入る入らない、というような大きなことに関わってくるものなんです。この辺はそれなりに長い経験を通して学んできたことかもしれません。

なので音楽を生業としている人はほぼ大胆さと繊細さを身につけていると思います。あるいは元々そういうセンスの持ち主なので生業とできたということかもしれません.

このPLATFORM-NANOを100%使いこなすにはしばらく時間がかかりますが、モーターで駆動するフェーダを持ったこの機材はおすすめです。きっと買ってよかった機材のひとつに入ると思います。